スキルアップにつながらないと気づいて

人生の振り返り

 

「日々ただ過ごすだけ」からの続きです。

 

個人会社での暇でやりがいのない仕事を続ける毎日。

段々本当に苦痛になってきました。

せっかく高校で学んだことを活かせない会社でした。

そして、新たに学ぶこともほとんどない仕事でした。

(今思えば全くないわけがないと思いますが、

まだ若さゆえにそう思ったんだと思います。)

 

前にもお話したかもしれませんが、

その当時はまだパソコンが普及していない時代で、ワープロの時代だったんですね。

まあ、その会社にはワープロさえもなかったように思います。

私は高校で英文タイプ部に所属していたので、

そこで身につけたタイプを打つ速さは誰にも負けないぐらい早いんです。

今でいうタッチタイピングが得意なのです。

そういうことも発揮することができずにいたので、

このままこの会社にいてもスキルアップにならないし、

前向きに人生を歩んでいくことはできないと思い始めて、

入社して約半年で退職する決意をしたのです。

忍耐力がないなと自分でも思いましたが、

その時は本当に辛くてやめたくてしょうがなかったのです。

 

そして、また先のことも考えず、

次の就職先が決まっていないにもかかわらず退職してしまいました。

 

さて、その次はどうしよう。

相変わらずやりたいことがない私。

そして、就職先を見つけるのも困難な私。

その当時、私はハローワークという存在を知っていたのかどうか憶えていないのですが、

行った記憶もないし、求人の申込みをした記憶もないです。

どうしてたんだろう?

まあ、それはおいといて。

 

そうこうしているうちに私は思いだしたのです。

高校卒業間近に、英文タイプ部の顧問の先生が

「会社を辞めたくなったらいつでも連絡してこい。就職先を紹介してあげるから」

と言って下さったのを思いだし、

これは先生を頼るしかない!と意を決して先生に電話しました。

 

「会社やめてしまったんですけれど、

どこか就職先紹介していただけないでしょうか?」と話しました。

そしたら先生は、

「やっぱりそうなっただろう?わかった。

でも、今すぐは無理だから市役所でのアルバイトを紹介するから

それをとりあえずやっていなさい。

その間に就職先を見つけてあげるから」と言ってくださって、

本当に嬉しかったですね。

市役所でのアルバイトというか臨時職員として働くことも待機人数が多くて、

コネがないとすぐにはなかなか採用してくれなかったので助かりました。

 

それからすぐに市役所での仕事がはじまりました。

私が配属された部署では、私と同じ臨時職員の方が多くて、

それに私よりもいくつか年上の方ばかりだったのですが、

すぐに仲良くさせていただきました。

そして、同じ課の職員の方はすべて男性で

いい方ばかりでとてもよくしていただいたし、

かわいがっていただきました。

仕事の内容も特に難しいことはなく、

それでも前の会社に比べたら責任感をもってやらなければいけないことばかりで、

それに私が得意とする今でいうタッチタイピングの速さ&正確さを発揮できる

文書作りや挨拶状づくりなどもさせていただき、

楽しい仕事ばかりでした。

毎日、同僚と楽しく、仕事も楽しくスキルアップできることばかりだったので、

充実した日々を過ごすことができていました。

次回に続きます。

 

フミヨでした。

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