新たな一歩を踏み出せた勇気

人生の振り返り

 

 

「先のことに不安を感じて」からの続きです。

 

電話占いを受けて、東京の姉に相談したところ、

姉も東京に来ることをとても勧めてくれました。

姉の夫、私には義理の兄ですが、

義兄もそのほうが私にとってとても良いことだと思うよ、と言ってくれました。

実家の姉や母に悪いと思うことはない、

自分の人生を考えた方が良いとも言ってくれました。

もちろん私はすぐには答えはだせませんでした。

実家にいる一緒に住んでいる姉には占いのことはすぐには言えませんでした。

東京に行くということは、

今までのことすべてにピリオドをうって、

本当にまたまっさらな状態から

人生をスタートしなければならないことだったのです。

 

たくさんたくさん考え、悩みました。

胃が痛くなるほど迷いました。

今思えば、今までの人生の中でこの時が一番悩んだ時期だったと思います。

1ヶ月悩みに悩んで、やっと決心したのです。

 

それは、思い切って東京での生活をスタートさせることでした。

 

やはり、このままではいけない、

思い切って自分の殻を破って新たにチャレンジしたい、

その思いでいっぱいになったのです。

それに、アロマテラピーインストラクターの資格を取るために勉強を続けていたので、

アロマの仕事に就きたいという思いもあったのです。

地元はまだアロマが普及していなかったので、

東京だったら仕事がたくさんありそうだったので。

 

それを言うのが一番怖かったのが、一緒に住んでいる姉でした。

いつ切り出そうか、それも悩みました。

私が悩んでいたせいか、その頃は姉との関係がギクシャクしていたのです。

 

でも、話すタイミングがやってきたのです。

「これからのお母さんのこと、相談したいんだけど」と姉から言ってきたのです。

これはチャンスかも、と思い

私は思い切って東京に行きたいということを話しました。

そしたらなんと姉はすんなりと受け入れてくれたのです。

 

姉も、私がこのままじゃいけない、と思っていたようなのです。

「お母さんのことはお姉ちゃんにまかせてもらっていいかな」と言ってくれました。

姉が東京行きのことを受け入れてくれたことが、

とってもとっても嬉しかったです。

絶対、反対されるとばかり思っていたので。

 

それから私は上京するための準備を着々としていきました。

長年勤めた会社に退職届を提出しました。

自分で言うのもなんですが、結構責任のある仕事をしていたので、

後任がなかなか決まらず、退職するまで何ヶ月もかかりました。

アロマの勉強も引き続き頑張り、

ピアノのレッスンもぎりぎりまで通いました。

最後にまた発表会にも参加することができ、

思い出をたくさん作ることができました。

 

心残りはやはり母のことでした。

どうしても、罪悪感が消えないのです。

親戚のおばさんからも直接ではないけれど、

姉にばかり世話をまかせるなんて、みたいなことを言われました。

それでも私は自分の人生は自分で切り開くしかないという強い意志をもち、

期待と夢に胸を膨らませ上京したのでした。

 

次回に続きます。

フミヨでした。

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