
「早く気づくべきだった」からの続きです。
やっと自分の楽しいこと、好きなことに向き合うことができた。
長年付き合った彼とのことは、後悔だらけでした。
でも、彼だけのせいではありません。
今思えばすべて私が選択したことだったのです。
自分の責任ですよね。
別れようと思えば自分の意志で別れることもできたし、
もっと自分の意志を強くもてばよかったんだと思います。
私は子供の頃から特に自分の意見はもたず、
ほとんどまわりの人の意見に従ってきたので
その癖がず~っとあったんでしょうね。
もっと自分の意志を強くもっていれば、
こんなにも長く無駄な時間を過ごすことはなかったと思います。
それでも、自分に起こったことはすべて無駄ではない、とは言いますが、
彼と過ごした年月はどんな意味があったのかいまだに自分でもわかりません。
男の人を見る目を養いなさい、ということだったのでしょうか。
彼と別れた私は、もう30代前半になっていました。
私のほとんどのお友達は結婚して家庭をもっていました。
そうですよね、もうそういう年齢だったんです。
これから私は、結婚相手を見つけることができるんだろうか?
不安でした。
もちろん結婚願望ありましたから。
それからの私の生活は、誰にも束縛されることのない自由なものでした。
自由って本当にいいなって思いました。
そして、別れた彼に対しての怒りはすぐにはなかなかおさまりませんでした。
今までの年月を返して!
その思いがずっと残ったままでした。
でも、いつまでも別れた彼のことを憎んでもしょうがない、
まずは自分で楽しめることを見つけようと思いました。
そうなんです、ここでやっと
自分の好きなこと、楽しめることに目を向けはじめたのです。
楽しみを人に求めるのではなく、
自分一人でも楽しめること、
夢中になれることを探そうと思い始めたのです。
その頃、パソコンが普及しはじめ、仕事だけではなくプライベートでも
パソコンを所有することが当たり前になりつつある時で、
私もノートパソコンを購入し、色々な情報を知ることができたり、
ネットサーフィンしているとあっという間に時間がたって夢中になることができました。
今ではパソコン、スマホ、当たり前の時代ですけどね。
その頃はパソコンはとても新鮮でした。
それから、ピアノ。
ピアノが弾けるようになりたいと前から思っていたので、
電子ピアノも買ってしまいました。
通信講座でもピアノが習えるようだったので、それにも申し込みをしました。
教材が届いて、練習をし始めましたが、
なんだか違う・・・
やっぱりリアルに習いたいと思い、無料体験レッスンへ申し込みました。
2件ぐらいいったのですが、
2件目の教室の先生がとても親切でわかりやすかったので、
そちらへ習いに行くことに決めたのです。
その先生とはプライベートでも仲良くなり、
ご飯やお茶をしに行くこともありました。
先生には本当にお世話になったのです。
こうして、充実した日々を過ごすことができるようになったのです。
次回に続きます。
フミヨでした。


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