
「悲しみと怒りと、そして絶望感」からの続きです。
高校時代から付き合ってきた彼と別れた翌日の朝。
普通に仕事の日でした。
眠ったか眠れなかったかよく覚えていないのですが、
気持ちはどん底。
当たり前ですけど。
ショックが大きすぎて、母親の前でも普通の態度ができませんでした。
母は、気づいていました。
彼とうまくいってなくて、そして前日に別れたことを。
まあ、私の態度をみれば一目瞭然ですけどね。
「仕事だけはちゃんとしなさい。」と、
肩をポンっとたたきながら言葉少なげに慰めてくれたように感じました。
愛情表現がちゃんとできる母親ではなかったので、
本当に精一杯慰めてくれたんだと思います。
その言葉だけでも私は涙がでてきました。
それでも頑張って会社には行って、仕事しました。
でも、正直仕事は手につかず、昨日の彼とのことが思いだされては涙がでて、
そのたびにトイレに駆け込んだのを覚えています。
しばらくその状態が続きました。
悲しくて、辛くて、悔しくて、そして怒りもありました。
そんなに私がいけなかったのだろうか?
他の女の人に目がいくほど、私に欠点があったのだろうか?
確かに、依存していたかもしれないけれど、束縛をしていたわけではありません。
毎日連絡をし、今日は何してたの?どこに行ってたの?
なんてことは一切しませんでした。
大好きだったのに、裏切られたことが本当に悲しくて、
とっても辛い毎日を過ごしました。
一人でいることがどうしても耐えきれなくて、今度は友達に頼ってしまいました。
一番の親友は最初の頃は休日など私に付き合ってくれました。
食事したり、カラオケしたり、お家に遊びに行ったり。
でも、私が相手のことも考えず毎週のように付き合わせてしまったので、
疲れてしまったのかちょっと離れてしまいました。
それでも私は、自分のことしか考えずにいたので、
どうしても寂しくてしょうがなかったのです。
今度は別のお友達と遊ぶようになりました。
そのお友達は今でも連絡取り合っているのですが、
平日でも休日でも私と遊んでくれました。
ほとんど、そのお友達のお家に行くようになり、
テレビを見ながら笑いあったりしてとっても楽しく過ごしてくれて、
そのお友達には本当に感謝でいっぱいでした。
それでも、お家に帰り、自分の部屋で一人で過ごしている時間は
本当に寂しく辛い毎日でした。
特に、雨の日なんか寂しくてしょうがなかったし、
それから秋になり、冬になってどんどん寒くなっていくごとに、
寂しさは募るばかりでした。
立ち直るまで半年ぐらいかかったと思います。
今思えば、この時が一番辛かったように思います。
彼と別れてこんなにも辛い気持ちになるなんて、思ってもみませんでした。
それに、別れるなんてこれっぽっちも思ってなかったから。
それだけ彼に対しての気持ちがとても強かったんですよね。
本当に大好きでしたから。
でも、今思えば依存のほうが強かったのかなって思います。
本当の愛って、相手を思いやる気持ちで、
自分が相手から求めるものではないって言いますよね?
依存していた分、裏切られたことが自分の中で大きかったんですね、きっと。
次回に続きます。
フミヨでした。


コメント