日々ただ過ごすだけ

人生の振り返り

 

 

「将来に真剣に向き合っていなかった」からの続きです。

 

高校を無事に卒業し、その年の4月から晴れて社会人となった私。

特に希望に満ち溢れてはいませんでした。

 

私が入社した会社は、個人会社だったので社員は私をいれて7名のみ。

しかも、女子は私一人。

求人票には2名って書いてあったような気がしたので、

まさか私一人だとは思いもしませんでした。

面接に行ったときは、確かに女子はいなかったのですが、

どこかに外出してるのかなぁとあまり気にもとめなかったのです。

女子私一人?!え~どうしよう。全然楽しくないじゃん!

 

まだ高校生気分が抜けず、社会人としての自覚がない私。

会社は仕事するところ。

楽しむところじゃないよ!と今自分でつっこんでます(笑)。

 

社会にはじめてでた私は電話応対や接客のしかたなど、

誰からも教わることもなく、毎日びくびくと過ごしていました。

なぜなら私は昔から電話に出るのか怖かったのです。

小さい頃、ある時家に誰もいなくって電話がなったので

仕方なく私がでたことがあったのですが、父への電話だったんですね。

相手の名前を聞くこともできなかったのですが、

「ふつうは名前を聞くものだ!」と怒られたことがあって、

それから電話に出るのが怖くなってしまったのです。

小さい頃に怒られたことって

トラウマとなって大人になっても影響してくるんですよね。

 

会社の話に戻りますね。

仕事はあまりやることがなく、暇でした。

本当に暇でした。

ぼ~っとしていると本当に眠くなってしまって大変だったのです。

仕事は自分で見つけてやるもの、とよく言いますが、さがしてもありません!

会社に行くのが本当に苦痛でした。

その頃の私の楽しみといえば、友達と遊ぶことと、彼と遊ぶこと。

また、特に彼には依存していました。

私は毎日でも会いたいのに彼はそうではありません。

週に2回ぐらい会えばいいほうでした。

彼は友達と遊ぶことも大事にしていたので。

でも私にとってはそれが不満でした。

友達より私の方を優先するのが普通でしょ!と思ってました。

 

私は車をもっていなかったので、

彼が迎えにくることを当たり前のように思っていて、いつも時間に遅れてくるんです。

どうしてかわからないけれど、それにもいつも怒ってましたね。

そう、今考えれば少しでも自分の思うようにならなければ、

怒って彼を困らせてしまいました。

せっかく会えるのにしばらく怒ってしまって、

口も聞かずにせっかくのデートを台無しにしてました。

 

これは私のわがままかもしれないけれど、

私が怒って口も聞かなければ、彼の方から遅れてきてごめん、とか、

機嫌直してよ~とか、言ってきてくれてもいいじゃないですか?

それさえもなかったので、私の機嫌はいつもますます悪くなるばかりでした。

いつも不満ばかり。

まわりのカップルと比べて、私たちは全然会う回数が少ない、とか、

いいな~他のカップルたちは楽しそうでとか、

うらやましい気持ちばかりでした。

 

他のことにも目を向ければよかったんだろうけど、

子供の頃からそうだったのですが私には趣味はありませんでした。

何か趣味があればそれに夢中になることができて、

彼に依存することもなかったのでしょうけど、

とにかく私の楽しみは彼と遊んだり、友達と遊ぶことだけだったのです。

 

フミヨでした。

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